親知らずが痛い!そんな時は……

「親知らず」とは、永久歯が生え揃ってから数年後、およそ10代後半~30代にかけて、中央前歯から8番目にある十二歳臼歯の奥に生えてくる歯です。親知らずは一部のみが顔を出した状態であったり、斜めに倒れて生えたりする場合もあり、他の歯を圧迫して痛みや噛み合わせの乱れを引き起こすおそれもあります。

抜く場合と抜かない場合

「親知らずは抜いてしまえばいい」とは一概には言えませんが、将来のトラブルを避けるために抜歯する場合が多々あります。抜く場合と抜かない場合は、以下のような条件で判断できます。

抜かなくてもよい場合
  • 横になったりせず、まっすぐに生えている
  • 周囲の歯を圧迫せず、歯みがきの妨げにならない
  • 将来、歯の移植治療に使用できる可能性がある
抜いたほうがよい場合
  • 親知らずが邪魔をして歯みがきしにくく、虫歯になりやすくなっている
  • 隣り合う歯を圧迫して、歯並びに影響を及ぼしている

抜歯後の注意点

抜歯が必要な場合は外科処置を行います。当院では親知らずの抜歯をはじめとした外科処置の知識と技術を持った口腔外科の専門医が治療を担当しますので、ご安心ください。なお、抜歯を行った後は、スムーズな治癒のために以下のようなことにご注意ください。

  • 抜歯当日は、長時間の入浴や激しい運動、飲酒は控えましょう。
  • 抜歯後の歯ぐきは、舌や指で触れないようにしましょう。
  • 抜歯後の穴にたまる血の塊は組織の再生を促しますので、取り除かないようにしましょう。
  • 抜歯時には麻酔を使用します。麻酔が効いている間は、お口の中や唇を噛まないように注意しましょう。
  • 痛み止めや抗生剤を服用する際は、歯科医師の指示を守りましょう。

お口のトラブルは、当院へご相談ください

当院は、口腔外科の専門医としての経験により、お口の中のさまざまなトラブルに対応可能です。食べものを噛んだときにいつもと違う感覚があったり、気になる痛みがあったりする場合は、お早めにご相談ください。

あごが痛い

歯やあごの骨に強い力が加わると、あごの痛みや噛み合わせの乱れ、全身の倦怠感などの症状を引き起こすことがあります。また、顎関節症や歯ぎしりなどは筋肉の緊張やストレスが原因とも言われています。

口の中が痛い

お口の中の怪我や口内炎などのトラブルは、早めに治療しましょう。定期的に検診を受けることは、口腔内の粘膜異常や疾病の早期発見にも役立ちます。

歯牙移植

奥歯が抜けてしまった場合、親知らずなどご自身の歯を移植することも可能です。歯を失ってしまってお悩みの方も、どうぞお気軽にご相談ください。

当院の院長は大学で口腔外科を学んでいました。
親知らずやその他のトラブルについて、なんでもお気軽にご相談ください。
0463-74-6663